日曜日にあんな夢を見たせいか、
ほぼ3日ぶりに会うあいつをなぜか意識してしまう。
ひげの濃い横顔とか、くちびる…とか。
タバコを吸うあいつに合わせて、
オレもジュース片手に非常階段の踊り場で息抜きをすることにした。
ほんの数分だけ二人きりになれる。
あいつはタバコをうまそうに吸って、
オレはジュースをちびちび飲んで…
特に会話もなかったりするけど、
オレにとっては心地いい時間。
ドロドロの欲望とかももちろんあるけど、
そんなものが満たされなくても十分幸せは感じられる。
オレは、あいつと一緒にいる時間を愛している。

夢にみてしまった…

2002年9月16日
ついに、あいつがオレの夢に出てきた。
しかも、夢の中でオレはあいつに迫りまくり、
あいつもそれを受け入れ…
ああーみだら、おおーみだら、なんまいだ、なんまいだ。

うーん、ちょっと早いんでない?
って感じだけど、正直、いい夢だった。
嬉しかったぁ〜

けっこうリアルで、現実世界でも同じような段取りなら何とかなるんでないの?
なんて目覚めたあとしばらくはボーッと考えてた。
しかし、現実はやっぱり夢なんかでは計れないほど複雑なんだよなぁー。
夢はしょせんご主人様のエゴで成り立ってるわけだし。

3連休も終わってまた明日あいつに会える♪
いや、その前に今夜の夢でまた会えるかも?

もっともっと

2002年9月9日
だいぶ気持ちが落ち着いてきた。
今日も顔を見たら普通に話ができたし。
これからも多分そんなふうにやっていけばいいだけ。
ただ、土曜日もそいつは飲みに行ったんだって。
オレとしたように同じような感じで終電を逃して朝まで渋谷で…オレじゃない誰かと。
それを聞いたとき、胸がざわついた。
そいつの友人をオレは知らない。
どんな感じで仲間と話をするのか知らない。
きっとオレに接するのとは違うはずだ。
オレは会社の年上の先輩。
どうしても壁を感じる。
前よりはだいぶその壁も小さく低くなってきたとは思うけど、
でもまだまだ感じる。痛いくらい感じる。
もっともっとそいつの中に入っていきたい。
ふとしたときにふっと思い出せるくらいまで。

新しい気持ち

2002年9月7日
また新しい気持ちが芽生えてしまったかもしれない。

どうやらオレは、ゲイであるにもかかわらず、ゲイ同士での恋愛がどうしてもできないようだ。
いつも普通の異性愛者を好きになってしまう。

そして8年ぶりくらいにまた本気で好きになり始めた人ができた。
もちろん、異性愛者。…だと思う。
確認もしてないし、簡単にできることでもない。

この前好きになった人には結局思いは伝えなかった。
あの時は、一生に一度のことなら、気持ちを伝えて玉砕してしまってもいいんじゃないか─、
そんなことを結構真剣に、神経質に、毎日のように考えていた。

でも、できなかった。

オレがしたことといえば、少しでも同じ時間を共有するために、
その人が好きなこと、ものを同じように楽しみ喜んだことだけ。
最終的には“けっこう仲の良い友人”関係を築くことが出来た。出来ている。
それでいいと思っていた。それで満足していた。
でも、こうしてまたあの時と同じようなプロローグで、
同じような感情が芽生えてしまっている…
今度はどうなってしまうのか分からない。
8年前とは当然のように変わってしまっているオレ。
「好き」という感情も実は中身が全然違うかもしれない。
もっと歪んでいるかもしれない。
それでもどこに向かうか分からない道を歩き出そうとしている。

昨夜からそいつと飲み明かして、歌いつぶして迎えた今日という日の朝は、
昨日までとはまったく違うようにオレには思えた。

1 2 3

 

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索